
私は心理学の観点から、コミュニケーション、特にも会話を中心としたやりとりについてお話することがあるのですが、今回は、保育園の保護者の皆さまに、ぜひこれから子どもさんたちと接する時に活かしていただきたい内容をお話しました。
言葉を覚え理解し、お話を始めるということは、他者とのコミュニケーションの始まりでもあります。
この時期に身についたやりとりが、数十年先まで影響を与えることも少なくありません。
かといって、お父さん、お母さん、誰をとっても「完璧な人」ということはありませんから、人間らしい感情を押し込めず、心地のよいやりとりというものを、子育てをしながら一緒に学ぶ……そんな気持ちで自分を縛りすぎずに考えていただけたらな、という思いもお伝えしました。
実は、終了後、あれもこれも言い足りないことがあったな、と残念に思った点もありましたが、一番お伝えしたかったことはお伝えできたのではないかと思います。
参加者の方からは、「子どもとの接し方の道しるべとなった」「全部が自分のせいじゃないという言葉を聞けて心が楽になりました」「存在そのものがOKということを我が子に伝えていきたい」「親同士で話ができて笑いあえて良かった」など、感想を寄せていただきました。
参加者の皆さま、細やかに心を配ってくださった担当者の皆さま、ありがとうございました。