2013年06月20日

カウンセリングの様子

■カウンセリングの様子


<カウンセリングってどんなことするの?>
実際にカウンセリングルームでどんなことをするのかは・・・、実は決まっていません。
おひとりおひとりの悩みや目的が同じではないからです。

初めてのカウンセリングは、緊張することもあるかもしれません。
カウンセリングのイメージをつかんでいただくために、いくつか例をご紹介します。
(注:下の例はカウンセリングの雰囲気をつかんでいただくためのものであり、
特定の方の実例ではありません。)


○A子さんの場合(人間関係の悩みや将来についての不安)

A子さんは、この頃なんだか憂鬱な気分が続いています。最初は気にしていませんでしたが、何をやってもなんとなく億劫で、元気がでない感じがします。
体の調子は少しだるいような気もしましたが、病院へ行くほどとも考えられず、モヤモヤとした気分でいたところ、友達から「カウンセリングを受けてみるのもいいかも」とアドバイスされました。

思い切って電話で予約し、約束の日時にカウンセリングルームに行ってみると、カウンセラーさんが出迎えてくれました。なんとなく話しやすそうな雰囲気です。

カウンセラーさんの語りかけに対し、ぽつぽつとこれまでのことを説明しました。
「(こんなことで相談に来るのは、おかしいかな)」と内心思っていましたが、カウンセラーさんはA子さんにもう少し詳しく「モヤモヤとした気分」について話すように促します。
カウンセラーさんがうなずいたり相槌を打ってくれたりしながら真剣に聞いてくれるので、だんだん気持ちも落ち着き、ゆったりとした気分で話をすることができました。

とりとめなく話をしながら、あっという間に時間が過ぎていきましたが、終わりに近づいた頃、カウンセラーさんが少し話を整理してくれました。
自分では気がついていませんでしたが、A子さんには今、職場の人間関係や友人のこと、将来のことなど、気になる心配事が自分でも意外なくらい沢山あることがわかりました。

「そんなに抱えているのでは、元気もでてこないよね。じゃあ、これから、一番困っていることから順番に、ひとつひとつ解決していこうね」
その日はそこまでで終わりましたが、帰り道、なんだか胸がすっとしたように楽になっていることに気がつきました。

それからは、2週間に一度、カウンセリングを受けに行って、ひとつひとつの問題について、またゆっくりと話を聞いてもらい、どんなことをすれば問題が解決するのか、A子さん自身が納得できる答えをカウンセラーさんと一緒に探していきました。
時にはうまく解決しないこともありましたが、次にそれを報告すると「じゃあ、別な方法を探してみましょう。きっと方法がありますよ」とカウンセラーさんが言ってくれたので、随分気持ちの支えになりました。

A子さんは、5回の面談を終えたところで、今抱えている問題について区切りがついたような気がしたので、そこで一旦終了することになりました。
今はすっかり憂鬱な気分は消えて、目標に向かって明るい気持ちで毎日を過ごせています。
もしも、また気持ちが落ち着かなくなることがあったら、その時は気軽にカウンセリングを受けようと思っています。



○B子さんの場合(恋愛についての悩み)

B子さんは、30歳で独身。付き合っている彼がいますが、その彼のことで悩んでいました。
年齢からいって正直結婚を焦っていましたが、同い年の彼はなかなか腰が上がらない様子。
けれども、自分から言い出して彼の気持ちを損ねてしまうのも怖いのです。

もう結婚して忙しくしている友人に相談するのも気がのらず、かといって自分ではどうしていいかわからなくなって、カウンセリングを受けてみることにしました。

じっくりとカウンセラーさんと話をしていくうちに、実はB子さんの気持ちの中に、結婚に対するマイナスのイメージがあることがわかってきました。どうやら、結婚の話がなかなか進まないのは、自分自身にも原因があったようです。

そして、更に、カウンセラーさんの誘導で何故自分が結婚にマイナスイメージをもっているのか、なんとなくわかったような気がしました。
それから今度は、今付き合っている彼とどんな関係を築くことができれば、結婚が怖くなくなるのか、具体的にイメージをしていく作業をしてみました。

90分の面談でしたが、帰り道、B子さんはカウンセリングを受ける前とは違った感覚を持っていることに気がつきました。
それまでは、結婚のことばかりが気になって、彼に対しても「結婚についてどう考えているのか」という疑心暗鬼のような気持ちで接していたのですが、これからは「よいパートナーとしてどんなふうに付き合っていくか」素直な気持ちで接していこうという感覚が湧いてきたのです。
そして、結婚についてもいつか自然に話してみよう、と思っています。



○C子さんの場合(特定の場面で緊張してしまう悩み)

C子さんは、20代の会社員、休日には趣味のテニスやドライブなどに出かけるアウトドア派です。
そのC子さんには、ひとつコンプレクスがありました。
それは、会社でのミーティングやプレゼンテーションなど、人数の多少に関わらず、人前に出ると極度に緊張してしまうことです。

声が震えるのはもちろんですが、それを意識しはじめると、会議などが始まる前からお腹が痛くなったり、異常に喉が渇いたり、ひどい時には前の晩一睡もできないことがありました。

そんなある日、友人から勧められ、思い切ってカウンセリングを受けてみることにしました。
カウンセラーさんは、じっくりとC子さんの話を聞き、これまで苦労してきたことに対して「大変だったでしょう」と慰めてくれました。そんなことを言ってもらったのは初めてで、C子さんは少しだけ気持ちがやわらいだ気がしました。

それから、カウンセラーさんと二人で「どんな場面でより緊張するか」、具体的に順番をつけて整理してみました。
更に、カウンセラーさんの誘導で、C子さんがリラックスしている時の体の感覚をイメージしてみることになりました。C子さんは、ドライブに行った先で、きれいな海を眺めた時のことを思い出しながら、その感覚をイメージしてみました。
その後、先ほど話し合った中で、一番緊張度の低い場面とリラックスの感覚を交互にイメージしていきました。

その日はそこまでで終わり、会社に行ってもすぐに症状が消えたわけではありませんでしたが、なんとなく「練習すれば症状を軽くできるかもしれない」という自信のようなものが湧いてきました。
それから、自分でも通勤電車の中や夜眠る前に、カウンセラーさんに教えられたやり方で練習したり、たまにカウンセリングを受けて、普段の様子を報告しながら練習を重ねていきました。

半年ほど経った今は、人前に出ても、軽く汗をかくだけで前ほど極度に緊張することはなくなりました。
気持ちの問題だと思っていたのですが、何度も繰り返して体で覚えることで症状を改善することができ、驚きと喜びを感じています。
posted by サトウマリコ at 00:00| Comment(0) | *心理カウンセリングとは
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