2011年10月18日

クモの巣

「しないければならないこと」が沢山あって、「したいこと」ができない毎日が続くとか、
何かをしたいのに、頭の中だけでぐるぐる考えて、行動に移せない自分にやきもきしたりとか、
行動に移してみても成果に繋がらないことの繰り返しに疲れてしまったりだとか。
毎日を必死で生きているつもりなのに、なんだか心が晴れない日々が続くことってないでしょうか。

何か大きな波に乗っていると思える時もあれば、突然放り出されたり、小さな波に翻弄されたり、一見波のない穏やかな日々のようでいて、じっと落ち着いていられない自分の心に振り回されたりすることもあるかもしれません。

最近の自分の気持ちをなんとか言葉にしてみると、今書いたような気持ちでいる自分がいたり、そんな状態なのかな、といろんな人の気持ちを想像してみたり、どちらにしろ「晴れ間」は少なかったように思います。


大体時を同じくして、とても小さな出来事なのですが、私の車に「おうち」を作った生き物がいました。
それはクモ。名前はわかりませんが、サイコロくらいの大きさの灰色の普通のクモです。

私が運転席に座ると、ちょうどすぐ脇のサイドミラーから出発して、運転席側のドアにかけて斜めに基礎を張り、ちょっとずつ円を描くように巣を作っていました。
気づいたのはひと月くらい前だと思います。

最初は、車を走らせたら残念だけど風圧でクモもクモの巣も吹き飛んでしまうだろう、と思い、敢えて取り払おうとはしませんでした。

そしてクモのことはすぐに忘れてしまったのですが、再び車に乗るとやはりそこに巣があります。
クモは飛んでいなかったらしいのです。

けれど、巣自体は一向に「立派」にはなりません。無くなりはしないけれど、おそらく吹き飛ばされたりして安定した家ではなさそう。その度に作り直しているようです。
で、ある時、ミラーのカバーと鏡の隙間に出入りしているクモを目撃しました。どうやらミラーの中がクモの隠れ場らしいのです。

時々クモの存在を見かけつつ、放っておきました。

ある日、車を点検に出すことになりました。
点検をしてもらうと、車は最後に洗車されピカピカになって帰ってくるはずです。
点検に向う途中、そのことに気がつきましたが、私はやはり何もしませんでした。
洗車機を想像すると、さすがに今日でクモともお別れかもしれない、とは思いましたが…。

数日後、車に乗ると、相変わらずいつものようにクモの巣があるのです。
あまり立派な巣ではないので、乗るときには気づかず、降りるときには忘れている。
私が発車で左右を確認する時だけ、その存在を思います。

クモは、洗車も切り抜けたらしいです。

先ほど車に乗った時、できたてのような綺麗な幾何学模様の巣がありました。あまり大胆ではない作りなので、不快に思わずそのままにしてきました。

クモという生き物は冬にはどうしているのでしょうか。
私の車に住むクモはこれからどうなるのでしょうか。
でも、クモはそんなことを考えたりはしていないのでしょうね。

クモのこと、いつもすぐに忘れてしまうので、忘れないうちに書き留めておきました。
posted by サトウマリコ at 12:23| Comment(0) | コラム
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