
前回の続きです。
母とのこれまでの経過を読んでくださってありがとうございました。
現在母は体調は安定しており、施設でもとてもよくしていただいていると思います。
私の役割は日々の消耗品を届けること、連絡調整、3つの病院の通院、オンラインでの面会などが主な内容で、時間的には大きな負担にはなりません。
ただ、前回書いたように、何かあった時には全力でサポートする役割を担う、という決意には変わりありません。このまま休業期間を続けるという選択肢もあったのですが、今回思うことがあり復帰に向けて少しずつ準備をすることにいたしました。
理由として、
現実的、物理的なことについてはこのような感じなのですが、休業に当たっては、自分の心がどのように乱れるかわからない、そんな状態で心理カウンセリングでベストを尽くせるかわからない、という懸念がありました。
このことについては、やはり休業を選択してよかったと思っています。
以前のままだったら、仕事をしていてもしていなくても「心理カウンセラー」であることが自分のアイデンティティでしたので、何をするにもそれを前提に行動していたと思います。
でも休業中は、母のことに限らず、「素の自分」で自分の癖や心の動きを観察することができました。
そして、介護についても、経過については前回書いたとおりですが、心情となるとまた別の話です。
特別なことかどうかはわかりませんが、私が母に持つ感情は子どもの頃から振り返ってみると、複雑ですし、変遷もしています。
いつか書く機会があるなら…とは思いますが、とてもまとめきれそうにもありません。
ですが、この3年あまりで、母が変化し、関係性が変化する中で、いろいろなことを振り返り、私がこの仕事をする意味を考えることをできたのは事実です。
最近、テレビで、尊敬しているフィギュアスケーターの浅田真央さんが、視聴者さんの「やりたいことがなければどうすればいいか?」という質問に対し「やりたいと自然に思えるまでゆっくり待っていいと思う」と答えていました。
ちょうど今の自分にストンと落ちる言葉でした。
プライベートのことがいろいろと整理され、何か仕事をしよう、という気持ちが起きてきて、「今できる範囲でできることをしよう」と思うようになったのです。では、何をしようと考えた時に、もどる場所は「ここ」だと自然に思えたのです。
これは、母とのことがあったからこそ、仕事をしたいという自分に気づけたのもありますし、母との関係性から自分の今生の役割なんだなと納得できたことも大きいです。
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ここからが、皆さんへのお知らせなのですが、今、復帰に向けて準備をしています。
気持ちが固まったのはよいけれど、今回書かせていただいた事情により、以前と同じ時間を割くことはできません。最悪、再び長期中断があるかもしれません。またコロナのこともあり方法も変えていかなければならないですし、更にここ数年でオンラインでのやりとりが加速し、それに合わせてネット関係のツールも変化しています。
私は、仕事を離れていた分、まずは仕事脳を取り戻すところから始めなければなりませんし、最初にセラフィを立ち上げた頃とは、年齢も違うので…新しい環境に適応するスピード感に欠けるかもしれません。
その上で、リサーチを繰り返しながら、利用する方にとっても、自分にとってもなるべくよい形でサービスを展開できるよう新しい仕事の方法を構築していこうと考えています。
そのために、一気にホームページをリニューアルしてサービスのご案内をすることができず、いろいろなツールを少しずつ変えていくような形になると思います。
その過程で、皆さんから見た時に、「あれ?カウンセリング再開したの?どうすれば受けられるの?」と入り口がわからなくなるかもしれません。
その時点ではおそらくまだ、準備が整っていないか、お問い合わせをいただければご対応できる状態、ということになると思います。
いずれはホームページでワンストップできるようにと考えていますが、しばらくの間、お時間をいただくことになると思います。
わかりにくい説明だったかと思いますが、今回は、「復帰に向けて準備をしています」「それが他の媒体(SNSなど)で垣間見えるかもしれません」「でもまだ完全には準備が整っていません」ということをお伝えしたく、久しぶりにブログを書きました。
そして、今後も何か経過があってお知らせしたいことができた時には、(今の時点では)こちらのブログから発信しようと思っています。
また他の媒体で見かけた時には、お気軽にお問合せしていただければと思います。
中途半端なお知らせでご迷惑をおかけいたしますが、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
2022.9.23
佐藤真理子