2008年06月23日

カウンセリングルームの窓6

CIMG1247.JPG「どんな時にカウンセリングルームを使えるか・その5」ですドコモポイント

前回に引き続き、私自身の経験を振り返りながら、「こんな時にカウンセリングルームがあったら役に立ってた!」という状況を抜き出していきたいと思います。

今日は、自分のことを振り返ってみて、おそらく人生で一番カウンセリングが必要だった時、というのはあの時では……という部分です。



今日の新聞に、こんな記事がありました。

弁護士が電話相談に応じる「過労死110番」が今年で二十年を迎えたのを記念して都内でシンポジウムが行われたそうです。
その中で、心の病から自殺に至るケースの原因として「目標が達成できない」や「長時間労働」よりも「嫌がらせ」が上回ったとの研究結果が明らかにされたそうです。

背景に、仕事の結果のみを追求する厳しい成果主義の態勢の中で、上司にも部下にもプレッシャーがかかっている、そして下請けや出向など立場の弱い人にが標的になりやすい、という状況があるようです。また、昔に比べると、上司と部下の信頼関係が薄く、同じ言葉を使っても受けとめる影響が大きくなっている、という内容も記事では紹介していました。



話は、自分自身の体験になりますが、勤めていた頃、月100時間以上の超過勤務が続いた時期がありました。
体力的にもきついものがありましたが、やはり一番きつかったのは上司の叱責でした。

同じような体験はおそらく日本中の多くの方がされているのだと思いますし、一概に、上司の叱責が悪いといっているものではありません。

ただ、もし私があの時期に、中立的に話を聞いてくれ、今何が起こっているのか客観的に見つめる手助けを専門家にしてもらえたなら、おそらく心の回復は早く、そして確かなものになったのではないかと思います。



人の悩みの多くは、人間関係に起因しているといわれています。肉体的にも精神的にも限界に近い状態の中で受ける、人格を傷つけるような発言というのは、本当に打ちのめされます。
職場という、シビアな場所での自分に対する否定的なメッセージは、まるで自分自身の全人格が「ダメ」と言われたように感じることが簡単に起こります。そして一番怖いのは、自分自身がそのことを信じてしまうことです。

どんなに苦しい状況でも、一番守らなければならないのが「自分の心」。
職場での問題には、法的な介入も必要なこともあると思います。
でもまず、心が悲鳴を上げそうになったら、数ある選択肢の中に、カウンセリングがあることを覚えておいていただければと思います。
posted by サトウマリコ at 12:44| Comment(0) | カウンセリング
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