おへれんせに出店している間だけですが、私もその一員となってひと月あまり。
郊外に大型ショッピングセンターが出来初めて、客足が遠のいているというのは情報として知っていましたが、実際に毎日人の流れを見てみて「確かになあ……」と思います。
決して人の数は少なくはないとは思うのですが、昔に比べたらやはり少ないし購買力は落ちているのかも。
車社会に合わせた利便性や品数の豊富さからすると、どうしても郊外大型店のほうに足が向いてしまう人が多いのかもしれません。
そうはいっても、高齢化が進み、ベッドタウンを後にして中心部のマンションに引越しをされた方も多いと聞きます。やはり商店街の居心地は良くしていきたいものです。
商店街の中に入ってみてわかったことは「ぬくもり」があることかなあ。
長らくこの場所にいる人ならではの良さがあります。
どこの街でもそうかもしれませんが、画一化された便利さとは違う独自のもの。「あそこに行けば、あれがある」「あそこに行けば、あの店員さんがいる」そんな街全体の雰囲気が、心の中に刻みつけられるような気がします。
人によってはそれが「故郷」だったり、「また訪れたい街」だったりするのかもしれません。
先日、大通りのあるお店から閉店のお知らせの葉書が届きました。
ちょうど20周年を迎えたところだったようです。
何年かに一度しか行かない店なのですが、それでも昔から知っている店員さんで、よい印象を持っているお店なので、残念な限りです。
街も人と一緒で少しずつ変化していくのですね。
私がおばあちゃんになった頃にはどんな街になっているのかなあ。。
なんだか想像もできません。
「優しい街」であってほしい、抽象的ですが、そんなふうに思います
